もんじろう日記

「初めて投資」で資産ゼロから「1億円資産」を築くまで!不労所得で老後も安泰!?

FIRE早期リタイヤが若者に支持される理由に迫る。

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こんにちは、もんじろうです!

夏休み入りました〜!天気悪いです。。。

仕事から解放されて今日は朝から女子マラソンを応援!以前に訪れた北海道大学や札幌の景色が懐かしかったです。

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FIREとは?

Financial Independent Retire Earlyの頭文字をとって、FIREと言いますね。

 

ここ数年、投資関連の雑誌や書籍で目にしない日はありません。

 

既に市民権を得た用語になってきました。

 

最近はNHKなどテレビでもFIRE系のYouTuberを取り上げています。

 

FIREを目指す人の一つのゴールが定年までずっと会社に働き続けて縛られることなく、早期に経済的自由のもと退職して人生を謳歌しようという考え方であり、これが若い人を中心に支持されているようです。

 

FIREが若者を中心に支持される歴史的背景とは

そもそもFIREの考え方はなぜ若い人中心に反響を呼んでいるのか?

 

そこにはバブル崩壊以降、著しく国力を衰退させきた失われた30年の歴史に背景がありそうです。

 

この30年間で日本企業と海外との間には大きな差が生まれました。

 

日本企業の衰退

1985年は世界トップ10のうち7社は日本の銀行や東電、NTTなどが名を連ねていましたが、それから30年、現在43位にようやくトヨタ自動車が入る始末。

 

そのトヨタですら主力のガソリン車の将来には既に黄色信号が灯っています。

 

2030年以降にガソリン車の新規発売規制が欧米を中心に強化され、EVへのシフトが加速します。トヨタ自動車すらもランキング外に消えてしまうのではと危惧しています。

 

経済の落ち込みは突然訪れ、そして何十年と続いてきました。

 

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幼少期にバブル崩壊を経験したミレニアル世代や、IT革命後のZ世代は親世代の背中を見て育ちました。

 

大企業の倒産、リストラそして明日は我が身と歯を食いしばり家族を支えるために身を粉にして働く両親の背中に、自身の生き方を重ねて見ていたのではないでしょうか。

 

多様化する価値観

バブル崩壊から20年、閉塞感を打破したのがiPhoneの登場です。

 

それまでの日本のものづくりや企業文化は独自のハードウェアを開発し、そこに自社製品でしか使えない機能を搭載することによって消費者にプレミア感を提供することに注力していました。

 

企業文化も同じです。新入社員はその会社独特の商習慣を身につけていくことに価値がありました。

 

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つまり変えの効かない固有のものが閉塞空間の中でのみ重宝されたのです。

 

一方でiPhoneはご存知の通りハードウェアそのものに価値があるのではなく、搭載される多くのアプリがiPhoneに価値を与えています。

 

Appleはプラットフォームを提供することで携帯電話だけでなくあらゆる可能性をiPhoneを通じて消費者に提供することができました。

 

つまり他社・他者との共生の道を選ぶことにより世界トップ企業に上り詰めたと言えます。

 

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AppleだけでなくGAFAと呼ばれるGoogle、Amazon、Face Bookなど巨大IT企業はいずれも消費者やマーケットに対して製品を売り込むのではなくプラットフォームによる繋がりや体験に価値を生み出し成功した企業です。

 

モノからコトへ

このように人々はモノからコト(体験)を求め、そこに価値を見出すようになりました。

 

モノを作ることに価値がなくなったため大企業にしか出来なかった巨額投資でレバレッジをかけたビジネスチャンスは必要なくなり、個人でアイデアと繋がりさえあれば大きな価値を生み出すことができるようになりました。

 

その原動力になっているのがSNSやYouTubeです。

 

インターネットを通じて何十万人のフォロワーを持つことの方がフェラーリ1台を保有するよりも、より大きな価値を生むようになったのです。

 

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では人はなぜ働くのかと言えば、生きていくためであり、そして生きていくだけの収入があるならば、あとは承認欲求を満たすためです。

 

どんな人にも承認欲求は少なからずあり、会社に勤めていれば何かプロジェクトを任されたり営業で注文を取ることで満たされてきました。

 

しかし代償としてその会社に奉仕し続ける必要がありました。企業に属さずに程よい距離感で自己の承認欲求を満たせるSNSやYouTubeといった環境が整っているならば、それは会社に属さない新しい生き方の選択肢を増やすことになったので。

 

まとめ

近年、投資界隈を席巻するFIREという生き方は、SNSやYouToubeによる自己実現の次にくる新しい考え方でありますが、ベースとなるモノや企業に固執せずという点では考え方はこれまでのSNSやYouTubeと非常に近いものがあると思います。

 

それゆえに若者を中心にFIREの考え方は抵抗感なく受け入れられ近年の投資ブームに拍車をかけているのだと思います。

 

2021年の将来なりたい職業アンケートで堂々のランキング一位はYouTuberでしたが、もう5年もするとFIREを選択肢に加えないといけなくなりそうです。