わたしたちの老後はどうなるの?
年金2000万円問題、国民感情を逆なでした麻生さんの発言の裏にある狙いとは何だったのか?そしてiDeCoの狙いとは?そこには今後、老後資金が不足するかもしれないので国民一人一人が若いうちからしっかりとお金を貯めてくださいねというメッセージと共に、いままでの様に銀行預金だけに頼るのではなく、いろんな形の資産形成を国民に学んで貰い、ファイナンシャルリテラシーをもっと高めて欲しいというものだった。その意図とは裏腹にあ~も上から目線の偉そうなもの言いをするものだから、完全なる誤解の内にバズってしまったということです。
麻生さんが”年金2000万円不足”報告受け取り拒否をしたことで、野党やらマスコミからはさんざん叩かれている様子をニュースや新聞で目にしたことは記憶に新しいです。
また第一次安倍内閣のときに浮上した「消えた年金」社会保険庁のずさんな管理により、「国にはこれ以上頼れない」「もう年金は払いたくない」「自分でなんとかしなきゃ!」「老後が心配」と国民の意識のターニングポイントになった事件でした。当時はみなさんも給与明細をかき集めてデータミスがないか探したんじゃないでしょうか??わたしも母親がわたしの入社からの給与明細を全部取っていてくれたので一つずつ見直しました・・・なにも問題なくてホットした思い出です。
そこに来ての昨年の「年金2000万円が老後に不足しますよ~」ってことだから、再びの大炎上。
しかし麻生さんが本当に言いたかったこと、政府が国民に考えてもらいたいこと、それはもっと個人資産をうまく活用してくださいねってことです。
詰まりは銀行の普通預金の金利が0.001%の超低金利の時代、銀行に貯金しているだけでどんどんお金が貯まった親世代の「貯金信仰」に従っていては貯まるものもたまらない・・
引用元:みずほ銀行ホームページ
むしろ今後もしインフレに転じて金利が上がった場合は銀行に預けているだけのお金の価値がどんどん下がってしまう。お金はそのまま持っていても働いてくれないよと。お金にもっと働いてもらいましょうと言いたかったわけですね。
その一つの方法がiDeCoによる投資信託というわけ。投資信託であれば、日経やダウ、S&P500などインデックスの動きに伴った利回りで含み益を得ることができますよと。
ものにもよりますが3-5パーセントの利回りは一般的です。1000万円運用して1年間で30-50万円ですと。一方で銀行に1000万円預けていても1年間でたったの100円の利回りですよ。。。
当然、iDeCoといえど立派な投資信託なのでリスクはつきものですので良く考えて運用していくべきです。ただ20年後も30年後も安泰な世の中ではないわけで、何もしなくてもお金の価値が目減りしていくのなら、少しでも投資に目を向けるべきだということだと思います。
引用元:日銀
*1:我が家の「シンゴニウム」君が元気に育ってます!