こんにちは、もんじろうです。
コロナで家にいる時間が長くなってきたので、暇つぶしに映画を見ています。
最近みた邦画が面白かったので、紹介します。
目次
あらすじ
名脇役の笹野高史さんが物語の主人公を演じる珍しい作品です。
笹野さんは山田洋二監督シリーズで好きになりました。
「男はつらいよ」とか「武士の一分」など数多くの名作に出演されていますよね。大好きな俳優さんの一人です。
ストーリー
主人公「宮下辰夫」(笹野高史)は特別な趣味もなく退職後の平穏な日々を過ごしていたが、ある日のこと自宅で倒れ病院に搬送された。ただの貧血で命に別状はなかったが退院をした夜、心配して駆けつけた息子(渡部篤郎)から「老い先短いんだから、何か好きなことをやれば」と言われ、小学校の頃からの夢であった「総理大臣」になりたいことを思い出す。
<宮下辰夫のスローガン>
- 若い人たちには守るべき家族があり、仕事もある。
- 老人は守るべきものも無ければ、時間もあるし、シガラミもない。
- 老人は「無敵」だ。
- 国会に居る腐りきった議員を一掃して、この国を本当に良くしたいという人たちを送り込みたい。
- 次の世代が暮らしやすい国に変えていくのが老人の仕事だ。
巣鴨の「とげぬき地蔵」で一人演説をしている内に、彼の周りには多くの老人たちが集まるようになり、いつしか「老人党」を結成し国会に進出しようという大きなうねりを巻き起こしていくストーリーです。
概要
タイトル : 結党!老人党
作品年度 : 2007年
発行元 : 毎日新聞
原作 : 三枝玄樹
監督 : 平川雄一朗(世界の中心で愛を叫ぶ、の演出など)
<キャスト>
宮下辰夫:笹野高史
香田茜:本上まなみ
山下巌:小野寺昭
田辺シゲル:ミッキー・カーチス
高山晃三:津川雅彦
宮下のり子:市毛良枝
宮下雄太:渡部篤郎
記者:小栗旬
ストーリーの感想
発行元が毎日新聞ですから、朝日新聞ほどではないにしろ、やや左よりの政府批判的なストーリー展開になっているのは否めません。
とはいえフィクションで進む話しなので一般論として楽しむことが出来ました。
わたしの場合は選挙では年配の方より、若い人に票を投じています。
若い人の声を届けるには、立場を同じくする世代の考えを盛り込んでほしいという思いがあります。
この作品の面白かったところは、宮下辰夫の実直で私利私欲は一切考えない潔さが見ていて大変に心地よく、わたしの様な考えのものにも老人の国会議員も悪くないなと、映画を見ている間だけは思わせてくれた所かと思います。
<実際の政治・経済はもっと複雑?>
自民党政権を批判するつもりはなかったのですが、失われた30年間の日本経済、消費税の追加増税、種子法…etc. 多くの闇を感じます。
日本国民のための対策とは思えないような法案や政治判断をみていると、私たちは誰のために、勤勉に働いて税金を納めてきたのかと改めて疑問を感じるようになりました。
特に多くのビジネス系のYouTuber(両学長、もふもふ不動産、バフェット太郎、イケハヤ大学、高橋ダン)のコンテンツを通じて、あまりにも金融について、知らないことだらけだと痛感。
日本人の金融リテラシーの低さに40歳を目前に気づかされました。
<アメリカの金融教育>
アメリカでは高校生が金融・税金・起業の仕組みや、お金の罠についてカリキュラムで勉強しているのに対し、日本人は国家予算の10倍近い、930兆円もの現金をタンス預金し、いまだに神仏でも拝むかの如く、金利0.005%の銀行預金を信仰しています。もはや異常です。
そんな教育のもとでは、多くの国民が正しく世の中の動きを理解できていないと思うことがたくさんあります。
- 政府の借金を国の借金だと信じ、ギリシャが破綻すれば次は日本だと騒ぐ。
- 老後2000万円が足りないといわれると、中身も見ないで怒り出す。
- GPIFの公的年金で14兆円減った、国は年金をギャンブルに興じているといって騒ぐ。。。
↓GPIF年金運用の真実↓
そしてそれを煽るマスコミや一部の国会議員。
片や、本質を見ないでただマスコミの報道を鵜呑みにしてしまう、思考停止の国民という構図。
↓手取り14万?お前が終わってんだよ↓
「手取り14万円、日本終わってますよね?」発言・・・終わっているのは日本だけじゃない、お前自信だと気付いてほしい。
<働き方改革は進まない>
最近コロナでテレワークが増えて日本もJob型採用なんて言葉が増えてきましたが、あれは外国の物まねで、アメリカでは個人々が資産運用をしっかりとやり給与所得以外の資産形成が盤石なので、働き方や転職への自由度が高いのであって、いまの金融リテラシーの低い日本にはJob型雇用は直ぐには馴染まないと考えています。
日本経済復活にYouTouberが必要な理由
話しをもう一度、映画に戻します。
理想的には主人公の宮下辰夫のようなクリーンで次の世代を考えた国会議員がこの国を洗濯していくことが望ましいのですが、実際にいまのくっ付いたり離れたりを繰り返す、幽霊議員だらけの野党にはそんな能力は期待できません。
よって実は一番の期待は、テレビやマスコミではなくYouTubeや、ブログ媒体を通して多くの人が正しい情報を発信し、そういった情報に多くの人が触れて、みんなが知識を高めていくことが、この国の政治・経済の立て直しには一番の近道なのではないかと考えるようになりました。
人気YouTuberの人たちが国会に立つ日も実はそんなに遠くないように思います。
当然、そうなればデジタル選挙も導入されて投票率もあがるのでしょうし、国民の声が今よりもっと政治に反映されることになるでしょう。
映画の感想から好き勝手に書いてみました(笑)
また何か映画を見て思うことが出てきたら、書いてみたいと思います!